おせっかい委員会

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「超絶お得」なOB訪問の仕方1

就活生とは最強の身分である。

正直、私はOB訪問をしたおかげで就活がうまくいったと思う。
ずっと思ってたんですが、「就活生」ってだけで大抵の企業の人が会ってくれる(しかもご飯奢ってくれる)って超絶お得じゃない?最強の身分なので、絶対に活用した方がいい。

というわけで、以下に「メリット」やら「社会人とのつながり方」やらを書いていきます。


 

メリット1:実際のナマの情報を得られる。
 働くリアルなイメージを持てる。

自分の働く環境が自分に合ってるかどうかは、実際に働いている人から個人的に聞くのが一番。HPでも説明会でも表向きのところしか言わないから。やりがいも、マイナスな面も、たくさん聞きましょう。


【私の場合】

編集者の人が「昨日は深夜3,4時まで打ち合わせだった。でも入稿前とかもっと地獄」とクマのある目で語るのを聞きながら、「私は大丈夫か…?」と自問自答し続けていた。でも、どの編集者も「いっつもおもしろいことないかって考えて、それが仕事になる。めっちゃ楽しいよ」と語っていて、なんかそういうのステキやな、と思って頑張ろうと思えました。40代でも50代でもそうやって「楽しい」って言えるような人っていいよね。

メリット2:ESとか面接とか、客観的にアドバイスをもらえる。

私、小学生の頃こっそり小説をノートに書いていて(黒歴史)、今見返すとまじで意味がわかんないです。でも当時は「天才や私…!」と思ってた。そういうのありません?

そんな悲劇がESでも多々起こるわけです。ほんとに、自分一人で書いたクソなESは、早めに人様の目を通して、早めに恥をかいておきましょう。逆に、自分のエピソードの中から、もっといい部分を引き出してもらえたりもします。

 【私の場合】

漫画編集者の人に面接の相談をした際、「キミ10年間も武道やってるの?それおじさん受けいいから、NPOよりもこっちのエピソード磨いて面接で推してみ!キャラ的に強いから」とアドバイスされて自己PRを練り直し、その通りにやってみたけど実際10倍ウケがよかった。自分のどの部分に興味を持ってもらいやすいかは、人に聞くのが一番だなんだなぁ。


メリット3:社会人と喋り慣れるので、面接でも自然に話せる。

特にマスコミ系は、「礼儀をわきまえつつもフランクに明るく話す」ことが必要だなとつくづく感じます。いかにも就活生な、マニュアル通りの堅すぎる物腰は逆効果。なので、緊張しないためにも、また自分と違う上の年代の方に伝わりやすく話す練習のためにも、OB訪問で色んなタイプの社会人と話すのは本当にめちゃめちゃ役立つ。
 

  【私の場合】

面接でも「なんか落ち着いてるね~」と言われることが多くなった。あと、出版社の面接で「OB訪問って誰かした?」と聞かれ、「しました!特に◯◯部署の~~さんにお世話になりました」と言うと、「あぁ~あの人ね!」と話が盛り上がった。



メリット4:選考にも有利に働く場合もある。

「リクルーター」制度をこれはあくまで一部の企業ですが、大手広告代理店やリクルートベンチャーなどでは、OB訪問をして好印象を得られた場合、人事につなげてもらったり選考を優先してもらえたりすることもあります。
 

【私の場合】

・内定をいただいた某広告代理店では、内定後に人事の人と雑談していて「あなたは今までのOB訪問で全部A評価をもらってますね~」なんてさりげなく言っていて、「ありがとうございま…え?!(あのOB訪問ぜんぶ評価されてたの?!?!)」と衝撃が走った。(この件はまた今度書きます、バレたら消されるかしら、、)
 


博報堂に勤めてた中川淳一郎というライターも、『内定童貞』という本で、過去に自分が社員の立場でOB訪問を受け、学生評価を人事に提出していた話を書いてました。生々しい。
 



メリット5:「こんなふうになりたいな」という素敵な人生の先輩に会えるかもしれない。

最初、私は、働くことに対してめちゃめちゃビビってました。もうみんな仕事に対して愚痴ばっかでプライベートもなくうつろな目をしていかなあかんのちゃうか、と。

でも、ある社会人が、「働くって、大変だけどめっちゃ楽しいよ」とニコニコ話してくれたり、夢を語ってくれたりして、だいぶポジティブに就活に向き合えるようになりました。

OB訪問を受けてくれる人は、面倒見がよかったり、仕事にも積極的な姿勢の人が多い気がします。そりゃぁ、わざわざ超絶忙しい時間を学生に割いてくれるわけだもの。

実際どうしてたか
 

計30人ちょい。メインは出版、教育、広告、ITの人でした。
 

OB訪問スケジュール
 

【秋~2月】 自己分析、情報収集
 

→Matcherというアプリで知り合ったデキそうな人材系の人に、自己分析のお手伝いをしてもらう
 
→当時興味があった出版社(小集講、学研など)と、電通、ベネッセ、リクルートベンチャーなどの社会人に聞き込み。
 

【2~4月】 

→ES添削
(秋に会った人の中の数人にESを見てもらい、志望動機や自己PRを練る
)

【5月~7月】 面接練習
 

→仲良くなった出版社の先輩に、ESを見せながら、面接ごっこをしてもらいました。


どうやって社会人とつながるのか
 

◻公式にアポをとる
 

・大学のキャリアセンターで聞く
 

・企業のイベントに参加し、人事や社員の人に思いきって話しかけて、OB訪問をお願いする。(実際積極性を見せる学生を嫌がる企業はないです)


 

◻私的にアポをとる

Webサービス(VISITS OB、Matcherなど)

→特にMatcherはめちゃめちゃお世話になった。ここで20人くらい会ったかな。意外と色んな業種の人がいるし、個人的にフランクに話せるのがいい。20代の若手が多い印象。


matcher.jp

→VISITS OBは、企業公認マークのついた社会人が多いかな。人事が登録してたりとか。出版系だと、小学館がかなり積極的に座談会を開催してた気が。


vis-its.com

 

◻就活支援イベントに参加して社会人と知り合う

出版・マスコミに限って言えば、ここが本当によかった。TOP&Mってとこ。

色んな出版社の社会人や内定者が、ボランティアで就活生の支援をやってくれているという菩薩のような団体だった。 

terminalof.jimdo.com

 

 

◻OB訪問した際、次のOBを紹介してもらう

一回OB訪問をしたら、お礼をした後、さらにお知り合いの方や同期の方を紹介してもらって、芋づる式にどんどん広げていくのもアリ。


 

 

まとめ

・とにかくOB訪問で社会人を活用しまくる!喋り慣れるし情報得られるし自分の考えも深まるから面接にもESにも役立つので!

 ・自分からどんどん動くべし!とりあえず自分から動いて「取りに行く」姿勢と度胸がほんとに大事やなぁと思います!!