おせっかい委員会

気ままにおせっかいなメモを残していきます

「超絶お得」なOB訪問の仕方2

論文執筆がやばい。来週学会発表で詰んでるので、現実逃避のためにこのブログを書くことにします。

ここで、私が実際どんなふうにOBをしていたか、を書き留めてみます。

 

OB訪問って、「なんとなく」になりがちじゃないですか?

 

なんとなく社会人に「お仕事のやりがいは?」とかふわっと質問して、

ふわっとそれっぽいかっこいい答えが返ってきて、

ふんふんと相づちを打ちながら「なんかすげぇ!」と思い、

終わった後も「なんかいいこと聞いた気がする!」って舞い上がり、

数日後には聞いた内容ケロッと忘れてる…みたいな感じになりがちな気がする。

実際私も就活の前半はそんな感じで満足してました。

でもそうやって、時間と労力ばっかり使って「就活やってるつもり」になるのって怖くないですか。

 

OB訪問をする前に

・なるべくその人の企業の情報は調べておく。

HPに載ってるようなことは聞かない。(事業内容、部署の種類くらいは調べておく。会う予定の相手が、どの部署なのかも把握できてるとなお良い)

・今回のOB訪問の目的を定める。

私はこの企業のこの部署の◯◯さんという人に1時間割いてもらって、具体的に何を聞きたいのか?今回のOB訪問では何を聞ければ、終わった後自分がどうなっていればゴールなのか?という目的をはっきりさせる。

私の場合は、例えば出版社の編集の人に聞く場合、「激務だと言われる出版業界で私はやっていけるのかめっちゃ不安……てか激務ってどんなもん?このOB訪問で、具体的に働いているイメージを持ちたい」っていうのが目的でした。

 

・「OB訪問シート」を作る

目的を決めたら、個人的に「OB訪問シート」というものを個人的に作っていました。

自分のかんたんな自己紹介とか、志望動機とか、質問事項を書いておくと、自分も整理できるし、社会人側も把握しながら話しやすいかなと。これをプリントして、実際に社会人に見せながらOB訪問する場合もあるし、見せない場合もあったけど。

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もちろん、「学生時代頑張ったこと」と「志望動機」はなくてもいいです。ESの志望動機欄を添削してほしい時に見てもらえたらいいかな、くらいで。

質問事項は、つらつら書くよりかは、最低限これだけは聞きたい!てのを太字にしとくとかしたらいいんじゃないでしょうか。

聞くことは、「自己分析」の記事にある「軸シート」で整理した、自分にとって大事なポイントを重点的に聞いていくのがいいかと思います。(例えば育児出産が大事なら、女性のキャリアとか育児休暇からの復帰はどうかとかは聞くべき、とか)

be-san.hatenablog.com

 

・もし自分からアポをとってメールする場合は、「自分の軽い自己紹介、OB訪問で聞きたいこと、こちらの可能な日程提示をしてご都合を伺う」までを送れば親切かと思います。あとは、前日に、「明日は〜〜に何時でよろしくお願い致します」、みたいにリマインド送るのも親切かと(これは必須ではないけど)

 

OB訪問最中

・服装

会社で会う場合はスーツで、でも結構私服社員の多いフランクな会社(リ◯ルートとか出版とか)の社員とカフェなどでゆるく話す場合は、オフィスカジュアルで行ったりもしてました。

 

・「実際にこの人が職場の先輩だったら…」と妄想してみる

その会社の社員の雰囲気はどうか、ということも、結構企業研究になります。

学生に対する態度はそのまま部下に対する態度につながるし、仕事についての姿勢とかも見えてくる。実際この会社に入って、この人と一緒の職場だと、どんな感じかな?とイメージしてみると楽しい。「この人はたしかにスゴイけど、一緒に働く感じではないな」というのもあったりするので。

 

・「その人だからこそ」聞けることをじっくり聞く

よくやりがちなのが、「その人に聞く必要ある?」という質問。例えば1年目の営業の社会人に、「御社の新規事業の海外展開の方針と今後の施策について…」とか聞いても「オレ詳しく知らねぇ」と戸惑うかもしれないし、他の部署のことを熱心に聞きすぎても限界があります。就活説明会とかで、人事に聞くべきことです。

営業のその人だからこそ、1年目のその人だからこそ、感じているもの言えるものがあると思うので、生の声をじっくり聞いてみるのがいいかと。

 

・自己開示をする

単に「◯◯のプロジェクトについて教えてください」よりも、「私は将来的に◯◯に携わりたいなと考えてるので、それについて詳しく知りたいです」の方がいいし、

「出版社のライツって、私はこういうことをするイメージを持っているんですが、実際のところはいかがでしょうか?」とかとか、自分はこう思ってる、というのも具体的に提示すると、社会人の方も具体的に答えやすいかと思います。

 

OB訪問が終わった後に

・まずはお礼のメールをすぐ送る!!

とにかくその日中には送る。ご飯も奢ってもらったんだったら、「ご馳走様でした」も言う(当たり前)。

「これ就活サイトの例文そのままコピーしたやろ〜」みたいな形式張った堅苦しいメールよりも、個人的な想いをちゃんと含ませた方が響きます。「特に、◯◯さんの〜〜についてのお話が印象に残りました。〜〜を伺えたおかげで、今までの〜〜な不安が払拭されましたし、◯◯さんのような社会人になりたいと思いました」みたいな。

 

・きちんと振り返りをする

これ超大事。これをしっかりやればOB訪問の価値が2倍になると思う。

実際に社会人に会うことで得たリアルな情報や自分の感じたことをしっかり書き留めて、その後の企業研究や選考に活かしていかないと意味がない。

なので、私は「OB訪問振り返りシート」を作っていました。(こいつほんまシート作り過ぎちゃうか)

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OB訪問振り返りシート

こういうフォーマットに沿って、今回得たこと感じたことをつらつら書いてみる。できればまだ生な感情が残ってるその日のうちに、ぶわーーっと書き留めてました。別に誰に見せるもんでもないから、綺麗に書かなくてOK!

そして、最後はEvernoteに全部放り込む。

こうして初めて、OB訪問で得たものが自分の中で整理されるし、自分のものとして活かせると思います。

 

実際、企業の面接前には、その企業の社員に会った時の振り返りシートを見返すと役立つことがちょくちょくありました。面接官に「実際誰かOB訪問した?どう感じた?」とか聞かれることが時々あって、そこで具体的に自分なりに思ったことを伝えやすかったので。

 

まとめ

・何を具体的に聞きたいか?を事前に整理する

・終わった後は、「何を得たか?」「どう感じたか」を書き留めておく